akachino_journey’s blog

新卒旅人バックパッカーの日記です

ベオグラードからセルビア第二の都市ノービサードへバスで移動 → ホテル足で探すの巻

こんにちは!

セルビアの首都ベオグラードから同国第二の都市ノービサードにバスで移動することにしました。

ノービサードは2021年の欧州文化首都に選ばれたこともあり文化的な街として観光地としても名を集めていることから、私も訪れることを決めました。

セルビア第二の都市といっても、中心部は歩いて回れるような小さな町ですのでホテル探しなどは旅人らしく足で探すことにしたので、その経過もかねて記事にすることにしました。バスでのアクセスからご覧ください。

ベオグラードバスターミナルから出発

国際便も発着するベオグラードの大きなバスターミナルからスタートです。

チケットをまとめて販売するチケットカウンターが上写真の廊下右手に見つかるので、口頭で行先を伝えチケットを購入。20分おきくらいにかなり頻繁にノービサード行バスは見つかります。

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バスチケットはこんな感じ↓ チケットとともに小さなコインが渡されます。

このコインはバスが止まる駐車場に入るときに、改札口に挿入して利用しますのでなくさないようにしましょう。

チケットの値段は670≒800円ほど で現金で購入しました。

チケット購入時に発着のバス停の番号を教えてもらえるので、改札通過後にバス停で待機。

バスは意外と大型の高速バス型。

中は2階建て構造になっていて、超快適なシートでした。

乗車客は少なく一階に関しては貸し切りでした。走りも快適でうたたねしてるうちに到着しました。1時間強のバス旅でした。

到着したバス停はノービサードの鉄道駅の目の前にあるバスターミナル。非常に大きな駅で驚きました。

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大きな道路の対岸から撮影

ノービサードに到着してから

駅に到着した私は滞在の起点となるだろう中心部に徒歩で移動。5月の時点で30度越えの猛暑でした。。

普段はホテル予約サイトを利用するのですがノービサードは都市部のわりにヒットするホテルが著しく少なく、バジェットトラベラーにやさしい宿が見つからなかったため歩いて宿探しをすることにしました。

しかし、街では大きな祭りが開催されていて多くの観光客が押し寄せているとのことで、中心部の格安ホステルではほとんど断られてしまいました。

結局1時間半以上猛暑の中をバックパックとともに歩き回りついに見つけた宿が小さな家族経営ホステル。中心部からも近く便利な立地です。

価格に関してもブッキングドットコムでは一泊3500円以上を提示しているものの、現地では1400RSD≒1650円でドミトリールームを予約することが出来ました。

さらに、4人部屋のはずがドミトリーには別の客がいない!!

町は祭り状態だが、部屋には一人、、「ラッキーなのか」それとも「訳あり」なのか?

答えは後者でした。。

夜になるとゴキブリのファミリーが部屋に出現

立地も価格もよく、バスルームの清潔さや冷蔵庫にテレビなど最高の宿を見つけたと思った矢先の、でかすぎるマイナスポイントに、私も目をつむるしかありませんでした。

ノービサード自体の滞在は非常に快適で、夜は花火が上がったりとお祭りムードも味わえたのは本当に最高でした!!

まとめ

ベオグラードからノービサードは100kmほどしか離れていない隣町といった感覚なのでぜひバスを使って欧州文化首都に旅してみてください!

最終目的地ハンガリーブダペストまでもう少し、最後まで張り切っていきます。

この度も最後までご覧いただきありがとうございました。

セルビアのベオグラードで友人が人種差別を受けた話

こんにちは!

第1回バックパック旅も終盤戦、セルビアの首都ベオグラードに滞在した時のことを記事にしたいと思います。

セルビアベオグラードには隣国ボスニアヘルツェゴビナの首都サラエボから深夜バスにて移動しました。その時の行程はこちらで記事にしたのでよかったらご覧ください。

akachino-journey.hatenablog.com

トルコ人旅行者二人組との出会い

この記事の続きになります。

早朝6時台にベオグラードに到着した私は、行く当てもなく10㎏バックパックを背中に市内をふらふらとしていました。バルカンの国々は朝の活動開始が遅いのか、10時近くになるまで店の多くはあきません。

写真の川を渡った先500mほど先にマクドナルドがあることを知り、マクドナルドに向かいました。到着するとマクドナルドも8時にならないとオープンしないとのことでしたが、テラス席に見たことのある二人組を発見しました。

彼らが今回の記事の主役になるトルコ人二人です。

同じ深夜バスに乗っていた記憶があったので迷いなく声を掛けました。

二人はいとこ同士で、一人は帽子をかぶった40歳くらいの見るからにポジティブな男(以後 ポジ男)といかついサングラスにバスケットボールユニフォームを着たポジ男の従弟(以後 グラサン)です。

私たちはホテルのチェックインまでやることがないどうし、意気投合し予定がなかった明日以降改めて会うことに。

聖サワ教会を3人で観光

約束通り日を改めて、ベオグラードで最も有名で荘厳な教会の一つ、聖サワ教会を3人で見に行くことになりました。

内部も無料で観覧でき、非常に美しい協会に3人で感動し感想を述べあいました。

教会の観光を終え街中を練り歩きながら観光を進めていると、ベオグラード全体に非常に多くの警察官が警備をしていることに気が付きます。

一人の警察官にきくと

今日はセルビアを代表する人気第一、第二のチームがサッカーの試合をする日だとか。

日本ではサッカーの試合で町がざわついているなんて考えられませんが、ベオグラードの人にとって、その日の試合は超大事なお祭りのようなものでスタジアムの周りはユニフォームや旗を持った人であふれかえっていました。

ポジ男とグラサンはサッカー観戦が好きだというので二人はナイターのチケットを購入し試合に行くといいます。

私は実はこれの前日、別の試合を見に行っていたので今夜は彼らを見送っておいしい夕飯を食べようと考えていました、、笑

事の前日に見に行った試合にて撮影したスタジアム

彼らはサッカーチケットを購入し、かなり楽しみに試合の時間を待つことになりました。スタジアム近くのカフェで軽食をとって試合を待つというので私もそれに付き合うことにしました。

スタジアム近くの入ったカフェにて

セルビアのサッカーの応援はかなり熱狂的ですので、チームによって入口が分けられているようです。ですのでポジ男とグラサンの二人も自分たちが購入した応援入り口側のカフェを見つけてサンドイッチとジュースなどをそれぞれ購入しました。

数分おしゃべりを楽しんでグラサンがトイレに立ちました。彼が去ってから数分立ったタイミングで不意に店のテラス席から客とみられる男が寄ってきました。

彼は私たちにぶっきらぼう「どこから来た?」ときくのでポジ男が「トルコだ」というと

「さっき別の男にも伝えたが、トルコ人にここにいてほしくない、今すぐ支払いを済ませて出ていけ」

と一蹴。

同時に私はグラサンから電話を受けたので電話越しに話を聞くと、テラス席に座る男に店の外に連れ出されたとのこと。今すぐ店を出たところで待ち合わせしたいというので、急いで支払いを済ませてポジ男と退席。

店を出てからの話

グラサンは店を出てすぐのところで、みるからに落胆したように立っていました。

彼はトイレに立った時に話かけられた男に、同じように出身を聞かれトルコと聞くと、態度を一変させ、すぐに店から出ていくよう強く指示されたそう。

詳しく尋ねるとオスマン帝国時代にトルコ系民族がセルビア人を虐殺した歴史に恨みをもっていたそうで、同じ店で、同じチームを応援しようとした、グラサンとポジ男に腹を立てたようだった。

グラサンはサッカーチケットをすでにクシャっと握りしめており、2022年にもなって「こんな人種差別に合うと思わなかった」と強く怒り且つ消沈していました。

そこからムードが回復することはなくグラサンは楽しみにしていたはずのサッカーの試合に行くことを辞めてしまいました。

結局どうなったのかと私が感じたこと

最終的にポジ男は気を取り直してサッカーの試合を10分だけ様子を見に行くことにしましたが、グラサンは気分を落ち着かせたいというので、私と近くの教会に行くことにしました。(チケットは私の別の友人に転売してお金を返してあげました。)

ポジ男は本当に10分ほどで試合を後にして、3人でテラス席がおしゃれなレストランにて合流。いやなことを忘れるようにセルビアビールで乾杯しました。

今回、ベオグラードで私が目撃したものは、”トルコ”という国をとりわけ嫌った男がひとりでに起こした行動のようですが、それは本当にそうだろうかと考えました。セルビアでは、トルコとの間で起こった歴史を知識として持っている人は多いようで、トルコに対して良い印象を持っていない人がいる事は理解が出来ます。敵意が相手に伝わる行動を起こして、それを周りが許容してしまったときに初めて人種差別になると思います。だから今回のケースでも、それを見ていた周りの方の一人でも立ち上がってくれたら本当にトルコ人の彼らが出て行くことにはならなかったと思うのです。。

だから第三者の日本人としてなにも言えなかったこと、ほかのセルビアの現地の方にSOSを発信できなかったことに今回強く後悔をしています。

また、海外を旅行していると、人種差別を受けたり、目撃したりすることが非常に多い気がします。しかし、そのほとんどで差別を行った側と受けた側がどちらも人種差別が行われていることに気が付いているケースは本当に少ない気がします。日本に私たちがいるでも外国の方に強い反対感情を持っていなくても何らかの偏見や思い込みで相手に負担をかけていることはないでしょうか?一人一人が理解や相手の立場に一度たってから行動する心がけが世界からレイシズムを減らすきっかけになるのではないかと思いました。

旅人としてこれからもいろいろな国や地域を訪れるなかでどこのコミュニティの誰に対しても、ニュートラルに優しく接することができる旅人を目指したいと強く思いました。

この度も最後までご覧いただきありがとうございました。

 

サラエボからセルビア ベオグラードまで深夜バスに乗って移動したので2022年版最新リポート

こんにちは!

ボスニアヘルツェゴビナでの滞在を終えお隣の国、セルビアに向かいます。

これまで滞在していたコソボボスニアヘルツェゴビナセルビア人となんかしらの対立や、紛争を経験している国でしたので少し不安になりながらセルビアへの旅路につきました。

今回のバックパック旅では深夜バスは初めてだったのでいろいろな意味での緊張とワクワク感を持ちながら出発しました!

今回の記事ではその深夜バスのチケット購入から到着までざっとレポートします。

ベオグラード行は中央バスターミナルに発着していない!?

ボスニア国内を運行する便のほとんどや国際線の多くが発着するサラエボバスステーションからは2022年5月の時点でベオグラード行が出ていないとのことでした。

サラエボベオグラード間はいくつかのバス会社が運航しているはずなのですが、以前運航していたはず?の中央バスターミナル発のベオグラード行は現在停止中の用です。

 

ということで、サラエボ国際空港にほど近いイースサラエボバスターミナルに行くことになりました。

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このバスターミナルまではバス31Eを利用しましょう!旧市街中心部から一本でアクセスできます。

しかしこのバスターミナル中央バスターミナルは鉄道駅と比較して本当に何もない、超田舎のバスターミナルです。国際便が発着するとは思えない。。

1日一便のみ22時発のバスを狙って夕方18時ごろバスターミナルに到着しましたが、チケットオフィスは2つのみ、インフォメーションデスクのようなところもやっていないようなさびれた雰囲気でした。

チケットオフィスにはこの立札が。。話を聞くと22時の便のチケット販売は現金のみで21時開始とのこと。。

仕方なく時間をつぶすことに、、

周辺には小さなモールがあるので、もし同じ境遇の方にはそこに行くことをお勧めします。

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夜の9時近くになると乗客がバスターミナルに集まり始めます。見た感じほとんどが外国人という感じで現地の人は少ない印象。

ぴったり22時にチケットの販売が開始。現金のみの取り扱いで金額は48BAM≒3400円ほどです。

チケットは今までにないほどしっかりとした作りでそれには驚きました。

出発からの行程

ほぼ時間通りにバスの乗車も開始しました。バスは一般的な高速バスでした。

会社名のKondorが目立って格好いいですね。

驚いたのは内装で座席全てが皮っぽいデザインで統一され、非常に座り心地がよい!

座席横にゴミ袋などもついていて長時間バスを少しでも快適にしようとするサービスがうかがえます。

間接照明のようなオレンジライトも雰囲気が良いです。

出発から10分おきくらいに3つほど停車駅がありました。その都度乗客が増えて出発から30分後くらいには満席になってしまいました。熟睡する気でいたのでかなり残念。

それでもなんとかうとうとしたと思ったら午前2時ごろボスニアヘルツェゴビナセルビア国境です。不思議なのが、国境につく頃には、また乗客が半分くらいになっていたことです。ほとんど何もない草っぱらを走っていたはずなのに皆どこで降りたんだろう?

出国ではバスを一度降ろされ一人ずつ手続きをするもののセルビア入国ではバス内でパスポートを回収されて数10分後に手渡しで返される。それで入国手続きは終了です。

私はここで一番後ろのバックシートを丸々占領できたのでここから爆睡!記憶がありません。。

気が付くと、、

大きなベオグラードバスステーションに到着していました!!

朝6時のベオグラード

まとめ

バスは出国入国の手続きから、座席の空間まで出発してから不満に感じるポイントはほぼありませんでした。

ただ、かなり乗客数も多かったのでシンプルに深夜バスが苦手な人には若干苦しい移動になるかもしれません。。

また、朝6時前にベオグラードに到着しても周辺のカフェや店は勿論開いてないので一人で時間をうまく潰す術を考える必要がありそうです。私は3kmほど歩いて移動しマクドナルドを発見しましたがそれも7:00開店という始末、、冬や雨の日だったらどうするのがベストなんだろうと思わさせられました。。

朝のベオグラードは人が少なく散歩するのにはとても良い場所でした。

サラエボからベオグラードは一国の首都から首都の旅でしたが、夜が明け、目を覚ますと違う星に来たかというほど景色が違うことにも驚きました。

ぜひ深夜バスの旅を使ったずらし旅?で新しい街の側面を発見してみてください!

この度も最後までご覧いただきありがとうございました。

コーカサス諸国やバルカン半島に逃げてくるロシア人、ウクライナ人、ベラルーシ人の話。

こんにちは!

新卒旅人としてバックパック1人旅に出かけ、アルメニアからハンガリーまで陸路で移動、全12か国を見て2022年だからこそ特別に感じることができたことがありました。

各国のロシア・ウクライナ情勢に対する意見、おかれている状況です。

私が旅したエリアの一部は旧ソ連の領内だったこともあり、もともとロシアの文化を身近に感じている地域が多かった分、現在のロシア・ウクライナ間の軋轢の影響を大きく被っている国や地域が非常に多かったです。

例えばブルガリアではロシアの戦勝記念碑を見つけました。この物議を醸すモニュメントに多くの国民が複雑な気持でいるようです。親ロシア派が書いたであろうZの文字の隣にウクライナカラーで書かれた落書きなど、ブルガリア国内では多くの意見があることが読み取れます。

ジョージア内でのロシア・ウクライナ情勢

多くの国がロシア・ウクライナ情勢を見て見ぬ振りできない中、2国の関係に特に強い興味を持っているように見えた国はジョージアです。

街中を歩いていても落書きでロシアの大統領のことがかかれていたり、上の写真のように旗が掲げられていることは勿論、Wifiのパスワードも”Slava Ukraini”ウクライナに栄光あれ)に統一されている徹底ぶり。

2008年にロシアがジョージア領土に侵攻したことからも、今回のウクライナの情勢を自分のことのように捉えているのだろうと思います。

トビリシのレストランが集まるエリアに掲げられたウクライナ国旗

しかし、同時にジョージアは外国人に対する入国規制が緩いので、ウクライナ侵攻に反対するウクライナ人、ロシア人、ベラルーシ人が大量に移住、または一時避難してきているのです。

黒海湾岸都市バトゥミでは、不動産価値が1週間おきに上がっているようで、流入するロシア人、ウクライナ人の多くが長期間滞在するためにアパートの賃貸契約を結ぶからだそう。家賃の大幅な引き上げのためバトゥミの経済は比較的順調で不動産投資家は「敗者がいない投資先」と呼ぶほどです。

ロシアの侵攻に反対する人も多い中、ロシアやウクライナからの移民によって活性化する経済があるというのは、皮肉だと思いました。

外国でも行われる争い

ジョージアのバトゥミでロシア人とウクライナ人の小競り合いを目撃しました。

レストランにいた時のこと、お酒が回ったロシア人グループがテーブルでロシア語の歌を陽気に歌いだしたと思った瞬間、後ろからペットボトルのようなものが投げ込まれた。別テーブルにいたウクライナ人グループでした。一人の男が激高し喧嘩に発展しそうになったところを周りの人たちが止めに入ったことにより、事なきを得ました。

国家間の争いを第三国で目撃したことに、非常に複雑な気持になりました。。。

 

セルビアにて

NATOの爆撃を受けたセルビアの建物

セルビアは旧ユーゴスラビアを構成した国の一つで、当時首都であったベオグラード(現セルビアの首都)には共産主義時代にNATO軍によって爆撃を受けたまま悲惨な姿のまま残っている爆撃ビルがいくつか存在します。

 

今回のロシア侵攻を受けて「NATOがなにもしない」と日本のニュースで揶揄されることがありますが、それは本当でしょうか?

実際にNATOが行動したことによって起きた悲劇を認知している日本人はどの程度いるのか、残された建物の凄惨さを目の当たりにして改めて感じさせられました。

最も大きなNATO爆撃ビルはこれ↓

まとめ

私は旅人としてどんな歴史、思惑、意見にもできるだけ中立にいたいと心がけています。対立したり衝突するのに理由がないことはなくて、色々な国に赴き色々な人に会うからこそ、それぞれの立場に立って考えられる機会を無駄にはしたくないからです。

世界の火薬庫と呼ばれていたバルカン半島やナゴルノカラバフ紛争をつい最近経験したコーカサスの国だからこそ、今回のロシア・ウクライナ情勢には非常に関心を持ち軍事衝突に敏感になっている人が多いことに気が付きました。

実際に旅に出て、2022年の今だからこそ肌で感じられた、緊張感や平和への思い。これからも旅に出るなかで忘れてはいけない大事なことを学べた気がしました。

この度も最後までご覧いただきありがとうございました。

ボスニアヘルツェゴビナ モスタールから首都サラエボまで国内鉄道で移動した時のこと

こんにちは!

ボスニアヘルツェゴビナで最も賑わう観光地のモスタールに滞在した後、首都サラエボに向かいました。バスと電車の二つの方法が存在するようで、バスのほうが便数も多く忙しい旅人にはお勧めされているそうです。しかしながら、私は快適さと値段の面でバスを勝るといわれている電車での移動を選択しましたので2022年5月でのモスタールサラエボ間の電車旅を紹介します。

モスタール鉄道駅は小さなターミナル駅

モスタールの鉄道駅は中心部から歩いてもアクセスできる場所、バスステーションと目と鼻の先にあります。

バスと違ってほとんど電車が来ませんので、おそらくサラエボ駅が発着する一日二回のみ乗客が集まるような実質無人駅?のような不思議なところです。
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チケットは駅の建物内のチケットオフィスで購入できますが電車発着当日の便の乗車チケットしか購入することはできません。前日など事前に予約することはできません。

ほとんどの乗客の方は電車の発車10分ほど前に列に並んで購入していく感じだったので高速鉄道だからと意気込んで事前購入する必要はあんまりなさそうです。

チケットはクレカで購入可能

購入したチケットはこんな感じで値段は11.9KM≒860円くらいでした。

私が利用したのは夕方5時の便。朝9時ごろ?と一日二便のみの運行です。

チケットを買うと階段を使ってプラットフォームのほうへ向かいます。本当に不気味な駅でホームに向かう廊下?のような場所はヤクザ映画なんかに使われてそうな共産感ある薄暗さです。

駅やプラットフォームにはもちろん売店やカフェはありませんので事前に電車旅中の軽食は用意したほうがいいでしょう。

出発進行

電車の外観はちょっと古め。高速列車っぽくない四角いフォルムです。

しかし中に入って驚きました。内装はきれいに改装?されていて日本の新幹線顔負けの設備です。

客席の雰囲気はこんな感じ

驚いたのは軽食を食べたり談笑できる食堂車両のような車両があったことです。

電車旅は約二時間、長時間の停車などはなく比較的スムーズに列車は進みました。

険しい山道も多いのでスピードはあまり出ませんが自然豊かな車窓からの景色は絶景でした。

サラエボに到着したのは午後七時半ごろ。首都のターミナル駅といってもやはり小さくて特筆することは何もないさびれた駅でした。。笑

また、サラエボの旧市街付近に宿泊予定のかたは若干徒歩だと遠い場所ですので事前にバスの情報を調べておくとよいかもしれません。

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まとめ

ホテルの職員さんからの事前情報通り、モスタールからサラエボの移動は絶対に電車をお勧めしたいと感じるスムーズかつ快適な旅になりました。

移動時間に関してはバスもさほど変わらないといううわさも聞いたので、もし次にモスタールへ行くことがあれば利用してみたいと思いました。

ひとつ、書き忘れたことがあるとすると、、

ボスニアヘルツェゴビナの電車は汽笛がうるさーーーい!!

この度も最後までご覧いただきありがとうございました。

駅前で唯一目立つAvaz Twist Tower

 

サラエボ旧市街で気に入ったレストラン3つ紹介

こんにちは!

サラエボに滞在していた際、リピート確定のおすすめしたいボスニア料理レストランを見つけたので自分へのメモがてらブログにしてみる事にしました。ゆるい感じで見て行っていただけたら幸いです。

Srebrena školjka

旧市街中、安価でボスニア料理が多種用意されているこのレストランは、旧市街中心部のMarkale Food Marketと同じ建物に入っています。マーケットの観光ついでにランチ利用などにお勧めできるレストラン。

Markale Food Market

メニューも多種多様でほとんどがボスニアの伝統料理です。値段も8KM≒550円ほどから用意されておりお得です。私は一回目の来店でメニュー一番上のBosanski Lonacを注文しました。ボスニア風の肉じゃがでしょうか?トマトソースの愛称が抜群です。パンは無料でついてくるので定食的な感覚でいただけます。

2回目の来店ではオスマン系のレガシー料理Sarmaとハーブ風のジュース(名前忘れました。。)を注文しました。バルカン風のロールキャベツです!!

クレジットカードでの支払いもできるので観光客にもうれしいレストランでした。

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Sedef

こちらも旧市街の中、にあるボスニア料理レストランです。

観光のメインストリートからちょっと不安になる細い通りを入った先にあるレストランですが、店の雰囲気は明るくポップで楽しく食事が楽しめる雰囲気。

この店のおすすめは伝統料理のミックスセットです。

一つのお皿ですべての料理が一気に楽しめちゃうそんなお得なセットになってます。

17KM≒1200円ほどと少し観光地プライスですが味も雰囲気もいろいろとお得感のあるセットでした。

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Restoran Kayi

旧市街中印部からほど近い場所にあるこのレストラン。周辺に多いタイプのレストランと違いモダンな外観が目を惹きます。

私が注文したのはKlepeとよばれるボスニア風水餃子です。チーズとニンニクで味付けがされています。これだけのためにボスニアに来る価値あり!と思うほど絶対に食べてほしい逸品です。

別でShopska風サラダも注文しました。パンもつくのでお得です。

このレストランではボスニアンコーヒーもいただきました。

見た目は普通のコーヒーですがターキッシュコーヒーのように砂コーヒーの類のコーヒーですので最後にコーヒー粉を残して、ご馳走様!

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まとめ

ボスニアヘルツェゴビナセルビア人、ボスニャック人、クロアチア人などいろいろな文化の入り混じった国だからこそ、街の雰囲気だけでなく食文化においても他の国とどこか違うユニークなものが多かった気がします。

サラエボに滞在することがあったら是非いろいろなボスニア料理を試してみてください!!

この度も最後までご覧いただきありがとうございました。

 

モンテネグロ コトル最大の見どころ サンジョバンニ城壁は有料⁉ 無料で登頂目指す裏ワザ公開!

 

中心部から山頂に向かって伸びる長城

こんにちは!

モンテネグロのコトルにやってきました。複雑に入り組んだ海岸線にベネチア共和国時代の街並みを残した世界遺産の街!!

そんなコトルに訪れたら絶対に見逃がせないのが城壁からの絶景ですよね。2022年5月にコトル1番の観光地の様子を見てきたのでリポートします。

城壁ハイキングの正規ルートは二つ

コトル旧市街に2つ上写真のようなハイキングコース入り口があります。それぞれ聖トリプン大聖堂と聖マリア教会のほど近いところに入り口を見つける事が出来ます。

どちらのハイキングコースも途中の高台のようなところで合流し途中から同じルートを上っていくことになりますので往路復路で使い分けるとよいかもしれません。。

どちらもこのような改札機がついていて上りの客のみこの改札で8EUR≒1120円を徴収されます。物価も安めのモンテネグロで8EURは宿代が出る料金ですので、多くの観光客が渋々払って登っていきます。。笑

 

無料で登る方法が二つ

どちらの登山道の入り口も通過時にお金を取られますが、上りの際にしかチケットのチェックをされないので下りに関してはどのルートで下っても大丈夫なのです。

ということは上りの際にゲートをくぐらなければ無料でハイキングを楽しめることになります。

1.早朝の時間帯に登山を開始する

ゲートに座っているチケット確認係員のシフトが始まるのが8時ごろと聞きました。

登山道自体は24時間空いているようなので係員が来る前に登山を始めてしまいましょう。登山に時間がかかっても、降りてくる時間に係員がいても声はかけられないので大丈夫です。

2.秘密の第三のルートを利用する

第三のルートは無料で利用できるものの正規のルートに比べてかなりハードなトレッキングコースになっています。また、最後に城壁側に向かうときにかなり危険な岩肌のようなところもあるので足腰に自信のない方や子連れの場合は正規のルートを利用することをお勧めします

場所は地図でStart of the Ladder of Kotorと検索すると見つける事が出来ます。

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観光客用ではない登山道への入り口を利用するルートです。旧市街からもアクセスしやすい場所ですが入り口がわかりにくいので上の写真を参考にしてください。

写真真ん中の白いゲートの右手にある人一人通れるほどの小さい小道が入り口です。

写真真ん中の白いゲートは電気の変圧所のような施設だったのでそこに入らないように注意

 

 

登山道のほとんどは舗装されておらず、石や砂利が転がっているので歩きやすい格好でハイキングしましょう。

5月の午前中でも30度近い陽気

日差しを遮るものがほとんどない登山道で正規の道と違い水などの販売もないので準備は事前にしておきましょう。

すたすたと休憩なしで駆け上り、30-40分ほどで小さな山小屋があらわれました。これが最初のチェックポイントです。場所は下の地図を参照。この小屋を見つけたらトレッキングルートを外れて城壁から離れない方向へ歩きましょう。

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次に写真のような小さな石造りの教会が現れました。これが二つ目のチェックポイントです!こんなところにだれが作ったんだろうと思わさせられるカトリック教会です。そのまま一本道を歩くと最終難関が現れます。。

 

教会からは迷うことなく壁のほうへ続く道が見つかるはずですが、ここから道が一番険しくなります。

壁はすぐ近くに見えるのですが入り口まで歩くと最後に、、

岩肌に一つ木造の小さな梯子が現れます。右側は崖のようになっているのでハラハラドキドキのクライマックスです。

梯子を上ると正規ルートのほぼ頂上地点に合流できます。

帰りはひとつめの方法と同じく、正規ルートから下っても何も言われませんのでチケットを持っている必要はありません。

まとめ

最後に紹介したルートはかなり危険でヒヤッとする場面もありましたので、どうしてもお金を節約したいクレイジートラベラーにのみおすすめです。

ただ景色は正規ルートでは見る事の出来ない旧市街の逆側なので個人的には登ってよかったなと感じ、登り切った時にはものすごい達成感がありました。