こんにちは!
2022年末から始まったペルー国内の反政府デモによって封鎖されたペルーボリビア国境を避けるためにペルーからチリのアリカを経由して念願のボリビア入国を果たしました。
車で7時間ほどの距離のバス移動ですが、思ったよりもかなり時間がかかる過酷な国境越えになりましたので、経験をブログにすることにしました。参考になりますと参考です。
バス自体は快適なクオリティ
25.12USD≒3500ほどでバスチケットを購入。
アリカの国際線ターミナルは整頓されていてラパス行を購入しやすいですが、治安の悪いエリアにあるので、心配の方はオンライン予約ができるサイト
Ticket Bolivia.comが便利です。
英語での購入も可能でクレジットカードかPaypalなどの電子決済も利用できます。
チケットはすぐにEメールで受信できるのでわかりやすく使い勝手がよかったです。
23:00発のチケットを予約
予約を23時に済ませたため15分ほど前の22時45分にターミナルにて待機していましたが、一向にバスが準備される気配がありません。乗車時間を過ぎても乗客も集まらず嫌な予感がしましたが的中。
私の予約したバスは予約人数が少なかったため運行されず、その次に発車する隣の会社のバスチケットに勝手に振り返られていました。
そんな無理やりなことあるのか、、と思いましたが。なす術なく待機。
バスがついに出発したのは0:30
持っていた前のチケットで乗車。座席は一番前の足が延ばせる座席だったのでよかった。。
時間も遅いのでバスのしゅぱつと同時くらいに眠りにつくことが出来た。
南米のバスはスペースも広く、平均して日本の深夜バスよりも快適な気がします。
7時間動かないバス
寒さで目が覚めるとバスのエンジンは止められていることに気が付く。外に出てみるとバスが複数台止められていて、何もない高原の真ん中のようなところにいる事がわかった。スマホにて位置情報を確認するとチリボリビア国境のあるアンデス山脈中腹である標高4000mあたりで停車していることが分かった。
標高のせいもあり気温は氷点下。トイレすらない高原の真ん中で寒さとの戦い。
目を覚ましていた乗客に聞くとボリビア国境は夜間しまっているらしく朝の八時までここで待機をさせられるという。
改めて周りを見渡すとバスに乗り慣れている?であろう地元民たちは皆厚手の毛布を持参していて、寒さ対策をしていないのは自分だけだという事にも気が付く。。
唯一の良かったポイントはめちゃくちゃきれいな星空が臨めたこと。
朝になると売り子がやってくる
朝日が昇ってくるとバス内も少しずつ明るくなってきた。
周囲の形式はこんな感じ。夜にはシルエットしか見えなかった山がみえた。
最初に売りに来たのはボリビアの朝飯のお供Apiというドリンク。
甘いコーンからつくったドリンクで暖かい状態で提供される。寒い夜を越えて飲んだApiは体の芯からあったまる。。
Apiとセットで販売されることも多い揚げパンも購入。定番の朝ごはんメニュー
更に売り子はやってくる。
Yucaという芋とリャマのジャーキーをセットで食べるらしい。こちらも地元風のスナック。まだボリビアに入国していないがチリとは全く違う食文化にすでに驚かされた。
遂に入国手続きへ
8時になりついにバスは動き出した。
国境は開いたばかりでイミグレの職員も気怠そうに出入国の手続きをしてくれた。チリの出国とボリビアの入国はどちらも同じ建物で行われるので、手続き自体は簡単で分かりやすかったです。
入国手続きを終えたらついにバスは快走
入国からはかなりスムーズにバスは進みLa Paz郊外の街 El Alto付近に到着するまで渋滞にも巻き込まれず進む。ラパスはEl Altoからみて標高を300-500mほど下げたところに広がる町なので道中の景色は絶景でした。
到着とまとめ
ターミナルはラパスの中心部です。大きな黄色いターミナルと高標高ならではの澄んだ青空がボリビアに到着したのを感じさせます。
極寒の越境に加えかなりの遅延を経験して過酷な深夜バスになりましたが、深夜越境の前にボリビアでは毛布や越境用の軽食が必要なことを知りました。
最後までご覧いただきありがとうございました。皆様の快適なボリビア越境を願います。