akachino_journey’s blog

新卒旅人バックパッカーの日記です

アルバニアのドゥラスで富豪の家族と思わぬ形で知り合いになった話


こんにちは!

アドリア海に面したアルバニア第二の都市、ドゥラスに滞在した際おもわぬ出会いがあったので彼らのプライバシー上文字メインにはなりますが日記目的でブログにすることにしました。

ドゥラスのビーチを散歩していると

ドゥラスは店などが集まる市中心部エリアとビーチ沿いにホテルが集まるリゾートエリアの2地域にわかれています。私はアクセスに優れた市中心部に宿泊をしていたのですが、散歩がてらビーチ沿いに足を延ばして散歩をしていました。ドゥラスは7-8月などは周辺国からの観光客で賑わうそうですが、まだ観光客の量もあまり多くないので観光を売りにしている方々は暇そうにしている、そんな時期でした。

バックパック旅をしている私を心配している祖母に、経過報告がてら電話をしながらビーチ沿いの道を散歩していると、突然横から入ってきたティーンエイジャーだと思われるTシャツ男が、日本語で電話していた私にチン・チャン・チョンと典型的なアジア人いじりをしてきました。

アジア人差別?アジア人いじり

海外に頻繁に行く人だったらおそらくほとんどの人が、このチン・チャン・チョン「キツネ目いじり」、最近だと「コロナ」などのアジア人をターゲットにしたアジア人いじりを体験した又は見たことがあると思います。私自身も各国で似たようなことを言われてきたのでいちいち気にしてられないことは知っていたのですが、アルバニアはアジア人が格段と珍しいのか、アジア人というだけでかなり突っかかられることが多かったんです、、、

それでこのTシャツ男にいつものチン・チャン・チョンをぶつけられ思わず私は彼に向って「It is not funny (全く面白くない)」と伝えました。おそらく少しピリッとした雰囲気になったことを察したのか、その場では彼は「I’m not a racist(人種差別ではない)」と返答してきましたが、私は特に何も言わずその場を後にしました。

お昼ご飯を探していると

時間も正午超えたあたりでおなかもすいてきたので気を取り直してリゾートエリアでアドリア海のシーフードを探していると、後ろから声をかけられたのでなんだと振り返ると先ほどの男でした。

「I am sorry about earlier, I just wanted to talk with you (さっきはごめん、ちょっとお話がしたかっただけなんだ)」とわざわざ追いかけて謝罪に来てくれたようでした。私的にも大したことだとは思っていなかったので、驚いてしまいました。彼は続いて、もし何か手伝えることがあれば何でも言ってくれと親切なオファーをしてくれたので、美味しい海鮮が食べられる場所を聞くことにしました。すると彼が一言

「Come to MY Hotel(僕のホテルに来なよ)」

とまるで自分所有のホテルかのように紹介し、彼のホテルへ向かうことになりました。

ビーチフロントの高級ホテルで、一階に贅沢なレストラン兼バーが付いています。そこのレストランのテラス席にTシャツ男と彼のお兄さんが加わりお昼を頂くことになりました。彼ら曰く特別な海鮮メニューをシェフに頼んで作ってくれるとのことで自慢のエビカクテルとアルバニア料理 ”Tavë” を食べることになりました。

 

イタリア出身の3代目経営者!?

彼らとテーブルを囲み話し込んでいると、上のホテルは彼らの祖父が所有するホテルだということで、イタリア北部の町にビジネスの拠点を構える凄腕経営者の子孫だったのです。つい数か月前に経営に深く携わっていた家族の一人がなくなったためドゥラスに来ることになったばかりだというTシャツ男とその兄。

料理が落ち着いた後、彼らがホテルの普段は入れない特別な場所に連れて行ってくれるというのでついていくと、、

彼らの所有するガレージには、ランボルギーニジャガーなどの高級車が並んでいて唖然としているとさらにホテル最上階に連れて行ってもらう事に。

 

ホテルのVIPエリアには

最上階スイートルームへの廊下

最上階のVIPフロアはピンクの照明に花が生けられた超特別感あふれる廊下がお出迎え。部屋はベッドルームに大きな浴槽が置かれて最上階からのアドリア海を望む絶景が楽しめる最高な部屋でした。

またVIPが楽しめるドライサウナやジャグジーが用意されていて、一人旅ではないタイミングでドゥラスに来た際には戻ってきたいそんなホテルの特別な部屋をたくさんのぞき見させていただきました。

ジャグジー

その後

アジア人いじりに対抗する、というまさかの流れからの大富豪ファミリーとの出会いに今でも信じがたいですが、結果オーライの激レア体験が出来ました。彼らはイタリアに持つヴィラにも招待してくれて、その時には家族で使っているジェット機まで見せてくれるとのこと。どんな形であれ現地の人と交流すると、予期せぬ出会いやイベントが待ち受けているものだなと漠然と感じるそんな経験になりました笑

 

この度も最後までご覧いただきありがとうございました。