akachino_journey’s blog

新卒旅人バックパッカーの日記です

イスタンブールからソフィアまでの夜行列車旅 2022年度最新版


こんにちは! 2022年5月、日本のコロナ規制も少し落ち着いてきたタイミングで個人としてもしっかりとコロナ対策を打ったうえでトルコ、イスタンブールとお隣の国ブルガリアのソフィアに行ってきました。

私以外にもトルコまで来たら隣のヨーロッパの玄関口ともいえる国、ブルガリアにも訪れたい!という方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、2022年コロナ渦のブルガリアの入国事情とイスタンブールからの夜行列車の乗り方を紹介します!

 

ブルガリアのコロナ事情、入国制限

まず、在ブルガリア日本大使館と外務省の発表する公式情報によると、私が渡航した5月時点では陸路入国でワクチン接種証明やコロナの陰性証明の提示は求められませんでした。

一方で日本帰国14日前までにブルガリア国内に滞在した日本人はワクチンの接種回数問わず日本帰国時の検査が義務図けられていたようです。(記事更新時6月ではすでに撤廃)

最新情報は在ブルガリア日本国大使館などのホームページでご確認ください!!

www.bg.emb-japan.go.jp

 

実際にブルガリア国内に入ってしまうとマスクしている人はほとんどおらずコロナに対する警戒心も日本と比較するとすでにかなり低いようでした。

 

列車旅の概要

・ハルカル駅かシルケジ駅で購入

イスタンブール、ヨーロッパ側のターミナル駅ハルカル駅(Halkalı Tren İstasyonu)から毎日一本のみの運航をコロナ前と変わらず続けています。バルカン半島周辺国ではコロナウイルスの影響で運航を取りやめた夜行列車なども多くあるようですので、トルコ-ブルガリア間は比較的需要があるようです。早めのチケット発券をお勧めします!!

 

チケットは夜行列車の発着するハルカル駅(Halkalı Tren İstasyonu)とシルケジ駅(Sirkeci Garı)二つの駅構内で購入することができ、多くの方が観光などで訪れるであろう中心部の近くにあるシルケジ駅(Sirkeci Garı)で購入することをお勧めします。

 

シルケジ駅(Sirkeci Garı)は国鉄ターミナル駅でもあり中心部を走るMarmarayも停車するので非常に便利です。国鉄ターミナルの内部のInternational Ticket Counterにてチケットの購入が可能です。アタテュルクの顔をモチーフにしたモニュメントががすぐに見つかると思うので、これを目印にするといいと思います。

 

・チケットの値段は約4000円~

チケットはクレジットカードと現金が使えます。購入にはパスポートが必要ですので発券所に行く際は忘れないように。

トルコリラの通貨価値は変動が激しいのでそれに伴いチケットの値段もめまぐるしく変わるようですが、私が購入した最も安い4人部屋の値段は、夜行特急代を含んで493リラ≒3900円でした。そのほかに二人部屋や一人部屋も用意されているようで一番上の等級ですと約二倍の料金がかかります。個人的には特別な電車旅を求めていない限りはその値段を払うなら飛行機のほうがコスパは良いと感じました。

また、特に等級を指定しない場合は自動で一番下を売ってくれるようでした。

 

チケットはこんな感じ↑

 

・電車の行程は約12時間

電車はハルカル駅(Halkalı Tren İstasyonu)から21:40に発車予定で21:30頃から乗車できました。イスタンブール中心部、ヨーロッパ側からはMarmarayに乗車すると直通30分ほどですので少し余裕をもって到着できるようにしたほうが良いと思います。

外に出てみましたが現地の人が多く、周りには本当に何もない!!

ですのでMarmarayを降りたら外に出ることなくそのまま駅構内でいいと思います。

駅の改札付近には夜行列車の待合スペースと、無料のトイレもあるので快適ですが、食品や飲料が買えそうな場所は周りになさそうだったのでこの駅に来る前に購入してから来ることをお勧めします。

 

・車内は結構快適!?

チケットは駅のホームで電車に乗り込む直前に車掌さんがチェックするスタイルです。

私は人生初めての夜行列車だったので、比較対象はありませんが、赤白青の外観も内装も結構きれいな電車でした!

チケットに席は割り当てられているものの車掌さんに相談すると空いているキャビンに移動させてもらう事が出来ました。

写真右の用な座席の状態になっていますが、背もたれ部分を引っ張って左のようなフルフラットのベッドにすることができます。マットも清潔で快適ですが見ての通り荷物を置く場所やプライベート空間は少ないです。

もう一つ大きな問題を挙げるとするとコンセントや充電ができるUSBポートが天井近くに一つしかないことです。同乗者と仲良く分け合うか補充電を持ち込むのがベストだと思います。

電車が動き出す直前に車掌が掛け布団とシーツなどを人数分持ってきてくれます。

トイレはこんな感じ、まぁ外国なので評価は”普通”ということにしておきましょう。

 

・国境のイミグレーションは大変!!

深夜2:30頃トルコ、ブルガリア国境Kapikuleで全乗客はたたき起こされ、全員トルコ出国のため一度電車を下ろされます。

待ち時間はそんなになく建物に入れるのですが春先や冬の国境越えは死ぬほど寒いと思うのでここは覚悟したほうがいいです。トルコ出国で一般的な質疑応答がされます。

 

その後そのままブルガリアの入国手続きかと思いきや一度電車内に戻されます。待機する事30分ほどで一つ一つの客室をブルガリアの警官が回って荷物のチェックを始めます。ほぼ同時に車掌が全乗客のパスポートも回収します。2:30‐3:30くらいまではこういった感じで継続的に睡眠が妨げられます。噂ではこの時間は乗客の数や状況によって2時間ほどかかることもあるらしいです。

パスポートがブルガリアの入国スタンプとともに返却されるとやっと電車は走り出します。

私はそこから8:00頃まで快眠が取れました。目を覚ますと「世界の車窓から」の番組で見たような広々とした気持ちのいい草っぱらを颯爽と駆け抜けていました。

到着一時間半ほど前の景色
・若干の遅延はつきもの?

私たちの電車は30分ほど遅れての到着で9:30ごろでした。電車はソフィアの中心部から少しだけ離れたSofia Centralに到着します。すぐ近くにトラムの駅やバス停もありますが歩いても30分ほどで町の中心にたどり着けます。

ブルガリアでおそらく一番大きい駅だと思いますが、あまり人は多くいません。大きな国章でしょうか、駅構内は写真映えします。

 

まとめ

今回はトルコ、イスタンブールからブルガリアのソフィアまでの電車移動についてでした。宿代を節約して移動したいや、日本人旅行者に新鮮な陸路での国境越えに挑戦してみたい人にはぜひおすすめしたい移動方法です。

バスで移動する方法もありますが国境の数時間を除いては完全に横になって寝られるという点で個人的にはこちらをお勧めします!!

                       良い旅を!!