akachino_journey’s blog

新卒旅人バックパッカーの日記です

トルコ黒海沿岸部の街トラブゾンどんな町?観光地からグルメまで紹介

こんにちは!

ジョージア滞在を終えた後今回のバックパック旅三か国目のトルコに向かうことにしました。最初に訪れた都市は黒海沿いのトルコ北東部に位置する街トラブゾンです。

どんな町?

トラブゾンはトルコの北東部、ジョージアからほど近いところにある黒海沿岸都市です。トラブゾン県の県都です。トルコ北東部はトルコ国内では雨が多い街で急こう配な地形から茶の名産地としての知られる一面もあります。また、トラブゾンスポルというトルコ国内の強豪サッカーチームの本拠地としても知られていて、サッカー人気が非常に高い街でもあります。

トラブゾンはトルコの右端

モデルの小松菜奈さんが”Trabzon”という写真集を出したことを理由に地名だけは聞いたことがあるという方も、もしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、小松菜奈さんがインタビューの中で回答しているようにトラブゾンにはあまり日本人を含む外国人観光客は多くありません。ですので、街を歩いていると、子供たちに囲まれたり、挨拶をしてくれたりと良い意味でも悪い意味でも「特別扱い」されているような気持になります。

そんなトラブゾンは小さな地方都市ですので、いくつかの見どころさえ押さえれば後悔することなくトラブゾン通になれること間違いなしです。

 

市内で訪れるべき場所

1.ザノスバレー公園、トラブゾン

公園全体を見下ろせるよう設置された橋からの景色

トラブゾン市内で一番魅力的な景色といっても過言ではない、そんな美しい公園が町の中心部にあります。名前はザノスバレー公園(Zağnos Vadisi Parkı)です。

トラブゾンの街のシンボルでもあるトラブゾン城(Trabzon Kalesi)のおひざ元に位置する絶景スポットで、4月に訪れた際はカラフルな花が咲いて公園全体がフローラルな香りに包まれていました。上写真のように公園を見下ろしても、下写真のように公園から城を見上げても絶景が楽しめる、一石二鳥な公園です。

公園から見上げる事が出来る砦

現在トラブゾン城は城壁の一部や要塞部分が残るのみで、英語ではWalls of Trabzon(トラブゾンの壁)と呼ばれ、街中の一部に残っていたりします。写真の要塞部分には上ることが可能でそちらからの景色もきれいとのことでしたが改装中でしたので私は別の端から要塞の全貌を撮影しました。

2. トラブゾン中央広場

トラブゾン中央広場(Trabzon Meydan Parkı)はトラブゾンの街で最も華やかな広場で、多くの人が集まる町の中心です。2022年はトラブゾンスポルという町地元のサッカーチームが優勝した記念すべき年だったためこの広場はチームカラーの旗やファンでどの時間もいっぱいでした。

広場の真ん中にアタテュルク像が

市内観光はこの広場の近くを拠点にすれば間違いありません。特にこの広場から西に延びるカラママラス通り(Kahramanmaraş Cd.)は大きな商店街のようになっていてレストランや店が立ち並ぶ、まるで東京でいう原宿のような場所です。

3. ボズテペの丘

ボズテペの丘(Boztepe Hill)はトラブゾン中央広場から徒歩30分で到着するトラブゾン1番の展望スポットです。かなり傾斜の強い坂道が続くので足腰に自信のない方はタクシー、または中央広場付近発着のバスを利用することをお勧めします。道中は飲み物が買える場所なども少なく頂上付近に景色の良いカフェがあっただけの記憶があるので水などは広場付近で購入必須です。

丘の途中には大きな”TRABZON”の文字と青と白のタワーモニュメントがあります。

頂上の展望ポイント時代はあまり整備されてなくて「本当にここ?」という雰囲気ですが景色は本物!黒海と町が鳥瞰できます。

4.バザールを通り抜けて街歩きを

迷路のようなショッピングストリート

トルコ語でバザールを意味するÇarşısı(チャルスス)はトラブゾンでもいつでも賑わいを見せています。生活用品はほとんどがここで揃うそうで、多種多様な店が一か所に集まるバザールに入ると不思議とワクワクします。観光客視点でもターキッシュチャイやコーヒー、お菓子などが安く手に入るのはうれしいです。

ついでに靴や服などの衣料品もかなり安く販売されていました。トラブゾンの後いくつもトルコのバザールに立ち寄りましたが最も良心的な料金で販売されていたのがトラブゾンで私もあとで買えばよかった、、と後悔しました。

5.トラブゾンの注目グルメ

トラブゾンは観光には小さな町ですが食べるべきグルメがいくつかあります。

一つ目はトラブゾンピデと呼ばれるトルコ風ピザ トラブゾンVer. です。

ピデはトルコ中で食べることができるのですがトラブゾンのピデは国内でも一番といってもよいほど人気のあるブランド品なのです笑

そんなトラブゾンピデを食べるなら「Çardak Pide」という店がおススメです。

中央広場からほど近い場所で昼から遅い時間まで営業していて観光プランに取り入れやすいお店です。メニューも充実していて細長い形のものから円形のピデなど複数種類が楽しめます。私は欲張りなので三つの味がすべて一つに乗せられたトリプルミックスを注文しました。バターがぜいたくに使われていておいしかったです。

三つの種類が一つに乗ったお特盛⁉

二つ目に紹介するトラブゾングルメは黒海ならではの海鮮系で、Hamsiとよばれるカタクチイワシのフライ料理です。肉のイメージが強いトルコ料理ですが黒海沿岸地域ではこういった魚を使った料理店も見つける事が出来ます。Hamsiはハムシと発音されるので羽虫を想像してギョッとしますがトルコ風アンチョビのフライにレモンをかけてパンなどと一緒に食べるのが絶品です。

三つ目に紹介するのがKuymak(クイマック)です。実はトルコだけでなくジョージアアゼルバイジャンの沿岸地域郷土料理でもあります。パンと一緒に提供されコーンミールとチーズで熱々に調理され提供されるKuymakをチーズフォンデュのようにつけていただきます。びよーんと伸びるKuymakが以外にも噛み応え抜群で結構ボリューミーな一品です。

まとめ

トラブゾンは大国トルコではまだ注目されすぎていない穴場スポットが沢山ある町でした。この記事ではトラブゾン市内のみに注目しましたが実はトラブゾン郊外には世界で二番目に大きな洞窟世界遺産スメラ修道院という超有名スポットがあるんです。 まだまだ知らない町や死ぬまでに行きたい場所が沢山あるんだな、そう思わさせられる場所でした。

この度も最後までお読みいただきありがとうございました!良い旅を!!